皆さんは、世界一美しいと言われる、タイ・チェンマイのコムローイ祭りはご存知でしょうか。ちなみに、今年、2022年は11月8日(火)・9日(水)に行われました。
ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』の映画の中で、お城からランタンを空に放つシーンは、このお祭りがモデルになったと言われています。このランタンの生み出す、非常に幻想的な光景を見るために、世界中から多くの観光客が訪れるようになりました。
タイを代表する2つのお祭り
タイのランタンフェスティバルは、光の祭典とも呼ばれ、2つのお祭りがあります。
コムローイ祭り(イー・ペン祭り)とロイ・クラトン祭りです。どちらも美しい光の演出で知られるお祭りになります。
ランタンが夜空に舞い上がる コムローイ(イー・ペン)祭り
ロウソクや花を入れた蓮の灯籠が夜の川に浮かぶロイクラトン祭り
この2つのタイのフェスティバルは、通常11月の満月の日に行われます。
ちなみに2023年はロイクラトン祭りが11月28日、コムローイー祭りが11月27日〜28日に行われる予定だそうです。
ロイクラトン祭はタイ全体で行われますが、コムローイ祭はタイ北部、特にチェンマイでのみ行われます。チェンマイは、タイの両方のランタンフェスティバルを同じ日に見ることができる唯一の場所になっています。
・コムローイ祭り
コムローイ祭は、年末にコムローイ(ランタン)を空に打ち上げ、その年の収穫と豊作を祝う「収穫祭」です。各自の願いを込めた夜空にランタンを放つことで、空にいるブッタに感謝を捧げるという意味があると言われています。また、コムローイをすべて空に放つと、すべての苦難が一緒に消えてしまうと信じられていて、罪や災いを取り除き、魂を清めるという意味があるようです。
・ロイクラトン祭り
ロイクラトン祭は、川に灯篭を流すことで、川の恵みに感謝し、精霊に祈りを捧げるという意味があります。
同時に、体に溜まった不浄を取り除き、洗い流すことで魂を清めるという意味もあるそうです。
2つのお祭りの違いは?
どちらのお祭りも、毎年11月中旬(タイの旧暦では12月の満月の夜)に行われる、タイを代表する仏教のお祭りになります。
・コムローイ祭
バンコクの北方約720キロに位置するタイ第2の都市チェンマイで行われ、夜空にランタンを打ち上げる祭りになります。
地元の参加者も、もちろん多いのですが、有名になったことから、世界中からの観光客も多く参加します。
・ロイクラトン
チェンマイだけではなく、タイ全土で行われ、川に灯籠を流す祭りになります。 こちらは地元タイの方の参加がメインとなっているようです。
参加方法
・日本発着のツアーに参加する
コムローイ祭の開催日が正式に発表されると、旅行会社からツアーが発売されます。人気のあるお祭りなので、ツアーは、すぐに満席になる可能性が高いですので参加を考えている方は、早めに申し込みをする必要があリマス。日本発着のツアーは、タイが初めての人、または海外旅行に慣れていない人には、おすすめですが、様々な費用、日本からの航空券やホテル代などが含まれているため、個人で手配するより、どうしても割高になってしまいます。ツアースケジュールも決まっているため、自由度も低くなってしまいます。
・VERTRAなどの現地オプショナルツアーサイトなどで申し込みする。
海外旅行に慣れている人、またはタイに何度か行ったことがある人であれば、航空券やホテルさえ押さえて、現地のオプショナルツアーに参加するのも、おすすめです。日本発着ツアーに比べ、自由度も高く、そしてコストも抑えることができます。
現地ツアーに参加する場合ですが、タイ現地の集合場所まで自分たちでいく必要があります。そこから現地のオプショナルツアーに参加してフェスティバルに参加することになります。集合場所までは自力でいく必要が出てきますが、そこから会場までは旅行会社が連れて行ってくれます。チケットもオプショナルツアー会社が手配してくれます。日本からインターネットを利用して事前に申し込むことができるので安心ですね。空席があれば前日でも申し込みできると思いますが、コムローイ祭ツアーは、とても人気ツアーのため、すぐに売り切れてしまいますので、早めの申し込みが必要になってきます。
まとめ
今回は、世界一美しいお祭り、コムローイ祭り、そしてロイクラトン祭りについて書きました。
コムローイ祭りはブッタに感謝を捧げるお祭り、ロイクラトン祭は川の恵みに感謝し、精霊に祈りを捧げるお祭りであることがわかりました。
毎年、コムローイ祭には、世界中から多くの観光客が訪れます。コムローイ(ランタン)が夜空に放たれる瞬間は、多くの人々との一体感が生まれ、とても感動的な体験となることでしょう。コムローイ祭は、タイの人々、そして世界中の人々と、この貴重な体験を共有できることにあるのではないでしょうか。